うつ病は、憂うつな気分や興味の低下といった精神的な症状に加え、眠れない、食べられない、疲れやすいといった身体的な症状も現れ、それらが長い間続くため日常生活に支障をきたす病気です。
嫌なことやがっかりすることがあれば、気持ちが沈んで元気も出なくなる、ということは誰もが経験することです。たいていの場合、たとえ気分が落ち込んだとしても、何か楽しいことがあればその時だけでも気が紛れたり、時間がたってがっかりさせられた原因が解消されたりすると、自然に気が晴れてくるものです。しかし、うつ病ではこうした改善が見られずつらい症状が続きます。
うつ病は、誰にでも起こりうる病気です。日本人の16人に1人が一生のうちに一度はかかると報告されています。しかし、実際に治療を受けている人は、そのうちの25%程度とされることから、うつ病患者様の4人に3人は適切な治療を受けていないというのが実情のようです。また、うつ病に悩む人の多くは、専門の心療内科・精神科ではなく、まずは、一般の内科などを受診しているという調査結果もあります。
うつ病の治療は休養をとることと、抗うつ薬などでの薬物療法が中心となります。
うつ病は早期に発見して適切に治療すれば、十分に治りうる病気です。このため、患者様本人や周囲の人が早く気づいて、専門家による適切な治療を受けることが大切です。




